音楽産業の仕組み

音楽業界ってどんな仕組みになっているのか?
作家活動するときにそれを理解すると意外と見えてくることも多いと思うので興味ある人はチェックしてみてください。

■作詞作曲活動の基礎知識
 ・音楽業界の組織図
 ・作家から見た音楽業界の組織
 ・ディレクター、プロデューサー  
 ・音楽業界の原資は曲が売れる事

音楽産業の仕組

まず音楽業界の3本柱といえば「レコード会社」「プロダクション」「音楽出版社」になります。それではそれぞれ何を売っている会社なのか?を考えると理解しやすくなると思います。

音楽業界の組織図

まず音楽業界の3本柱といえば「レコード会社」「プロダクション」「音楽出版社」になります。それではそれぞれ何を売っている会社なのか?を考えると理解しやすくなると思います。

・レコード会社
音楽パッケージ、CD、音源などを制作して販売する会社。主な収入源はCDや音源が売れる事。

・音楽プロダクション
歌手などのマネージメントする会社。主な収入源は所属歌手などを活躍させることで利益を上げている。ライブやグッズ販売等で利益を出す。

・音楽出版社
音楽の出版権を持ち、曲を売る会社。主な収入源は曲が色んな所で使用されて、その使用料(印税)が収入源です。

■レコード会社

レコード会社と言えば皆さん良く知っているエイベックスやソニーなどがありますね。

主な仕事は音楽・映像ソフトの企画、制作、宣伝を行なったり、アーティストの発掘・育成からマネジメント、音源制作、マーケティング、メディア戦略などを行っています。

またレコード会社も「メジャー」とか「インディーズ」とか言われますね、これって分かりやすく言えば流通のシステムだと考えればイメージしやすいかも…

流通システムって大手レコード会社の持っている流通とそれ以外の流通網があります。

前者をメジャー、後者をインディーズと言い、例えば、小規模なレコード会社でもメジャー流通でCDを販売していればメジャーということになります。

ただ現在は非常に複雑になっているのでメジャーとインディーズは流通の違い…と言う事を頭に入れておけば良いと思います。

■プロダクション

音楽プロダクションはアーティストや歌手のマネージメントを行う会社です。アーティスト個人やグループと「マネージメント契約」を結びます。

主な仕事内容はアーティストのスケジュール管理、ライブの企画、ラジオ番組・テレビ番組への出演の手配ファンクラブの運営、グッズの制作などなど、所属アーティスト売れっ子にするために仕事をしています、そして仕事内容、範囲は多岐に渡ります。

また、所属アーティストがCDデビューが決まっていない時にはレコード会社にプレゼンしたりします。

ここでのポイントは

・アーティストはプロダクションと契約する
・CDデビューする時はプロダクションを通して契約になる事が多い。

つまりアーティストとプロダクションは二人三脚で活動をする事になりますね

■音楽出版社

作詞家・作曲家は作品が採用された場合多くの場合は音楽出版社と契約「著作権譲渡契約」を結ぶことになります。

そして音楽出版社は、その作品がいろんなところで使われるように売り込み活動、プロモートすることになります。

印税の流れを説明すると

 JASRACなどの著作管理団体(会社)
   ↑
   ↓
 音楽出版社
   ↑
   ↓
 作詞作曲者

このようにJASRACと作詞作曲者の真ん中に入っているのが音楽出版社です。

音楽出版社はコンサートやCD売り上げ、放送やネットでの使用など色々なところで音楽が使われる時に発生する使用料をJASRACから受け取り、作詞家・作曲家に分配する役割を担っています。

ですので作家にとって一番お世話になるのがこの音楽出版社だということになりますね

作家から見た音楽業界の組織

 それでは作家から見た場合どこにアプローチをかければよいのか?結論から言うと、この上に書かれている3社にアプローチしても無駄です。

ただし3社の独立セクションで作家部門がある会社もある…例えばエイベックス系の作家事務所とか…フジパシフィック音楽出版の作家部門とか…例外はあります。

では作家は何処にアプローチするのが良いのか?それは「作家事務所」「制作会社」がベストです。

1.作家事務所 
作家と契約をしてその人が作る作品をプロモーション。採用がされた時に発生する印税からマネージメント料、管理料を徴収してそれを利益とする会社。

2.音楽系制作会社
 レコード会社やプロダクションから音楽、映像などの制作を依頼されて、その制作予算から利益を捻出する会社。その時に自社所属の作家をプレゼン為に作家と契約している。

ディレクター、プロデューサー

そして各会社にディレクターやプロデューサーという人達はいます。例えば、あなたが知り合えた人がプロダクションのディレクターだとします。

その人はアーティスト、歌手のライブやCD制作をして「歌手を売るためにどんな曲を作ればよいのか?」を考えている人だとわかります。

このように音楽業界の仕組みを理解する事がプロとして活動する為には大事な事だという事が分かりますね。

この知識をどんどん活用して作家プロモーションに活かしてください。

音楽業界は曲が売れないとダメ

音楽業界は何が売れて成立しているのか?それを知ることで全体が見えてくる。

1.レコード会社
レコード会社はCDや原盤(楽曲音源)が売れる事で運営されています。最近主流になっている配信ではレコード会社は通常は原盤権を持っているのでCDが売れなくなも配信で利益を上げています。

2.プロダクション
プロダクションは歌手や役者が活躍させる事が仕事です。歌手は曲がヒットすることで知名度が上がり、そしてライブを行う事ができる。またグッズなどのノベルティーや肖像権も大きな収入源になります。

3.音楽出版社
音楽出版社は作品がヒットすることで利益を出しています。

このように考えると、まずCD楽曲が売れないと音楽業界は元気にならない…もっというと作家やミュージシャンが暮らしていけなくなるという事になります。

大体の組織図を理解してもらえましたか?これを参考にご自身の作品をどこにプレゼンしていくのか?ぜひ作戦を練ってみてください