ワンショットアドバイス SAMPLE

以前アドバイスさせてもらったアドバイスサンプルを分かりやすく項目別に表記してみました。ぜひ参考にしてみてください。皆さんもひょっとして、、思い当たるところもあるかも?

目次

【作曲アドバイスSAMPLE】

  • デモ作りアレンジって必要?
  • デモの空気感が、、リバーブ追加してみたら?
  • シンセメロだけで、他の楽器なくてコンペOK?
  • 相手に伝える為の要素を追加する…

【作詞アドバイスSAMPLE】

  • 一度聞いただけでも分かりやすい表現が大事
  • 同個所の文字数を揃える事を意識する
  • 詞には「絶対必要な情報」ががある
  • 分かりやすい言葉使いで好印象

作曲編

作曲アドバイスSample#1

デモ作りアレンジって必要?

この曲、メロディに歌心があってとっても良いですね。

作品の完成形のイメージもしっかりと見えていて中々のクオリティだと思いました。

さて頂いたコメントで「アレンジが必要ですか?」という事でしたね、、ご自身としてはどう感じていますか?

聞かせていただいて私が感じたのは、作品のベーシックなイメージは出来ているので、この世界観をどうやって広げていくのか?その為のアイデア、技術のポケットを増やしていければもっともっとクオリティを上げていけると思います。

ただ一言でアレンジと言ってもそう簡単にはアイデアが出てこないのが通常。

まずは色んな作品を聞いて、気に入ったアレンジがあればそれをコピーする作業をガンガンやってみて下さい。

そうすることでご自身が使えるテクニックのポケットが増やせるはずです。

どんな優秀な音楽家も最初は好きな音楽のコピーから始めます。

ぜひトライしてみては…

作曲アドバイスSAMPLE#2

デモの空気感が、、リバーブを使ってみたら?

・・・・・・

この曲、メロディがとっても良いと思います。

それと先ほども書かせてもらいましたが、まだ表現しきれていないけど「作品の完成形」のイメージはしっかりと見えているように感じました。

その部分をこれからも伸ばしていって下さい

さて、今回の作品を聞かせていただいて惜しいかな?と感じたポイントは「サウンドの空気感」がいま一つ表現しきれていない感じがしました。

でもそんなに難しい事ではなく、このデモに登場してくる演奏者はどんな場所で演奏しているのか?

それをイメージしてみるとイメージしやすいと思います。
デモを聞くと「全員、狭い部屋」で演奏しているように聞こえます。
でもご自身のイメージは教会のような所で演奏しているイメージなのでは?

もしそうだったらリバーブ(残響)を足してみるのはいかがですか?

DTMのエフェクトにリバーブというのがあるはずです。
そしてルームを選べるはず。

スモールルーム、ラージルーム…etcなど、今回の楽曲ならラージルームかホール、教会などの余韻が長い残響をたしてみるとかなり違って聞こえますよ。

Youtubeなのでラージホールの残響がイメージ出来る動画を探してみるのも良いと思います。

例えば、教会音楽やパイプオルガンの演奏の動画なども良いですし、ポップス系でしたら「エンヤ」さんの動画も参考になると思いますよ。

音の余韻が残ると、自然に音と音がつながって聞こえるようになり、その結果、それだけでかなり世界観を作り込むことが出来ると思います。

ぜひ試してみて下さい

作曲アドバイスSAMPLE#3

シンセメロだけで、他の楽器なくてコンペOK?

今回ご質問頂いている「シンセメロだけでコンペやオーディションに参加可能か?」という件については、正直なところかなり不利だと思います。

今回のデモはメロディだけのデモなので、小節の頭が分かりづらいですね。
その状態だと聞き手が正確にメロディを判断する事が難しいと思います。

それを解消するためには「簡単なリズム」をプラスしてあげるだけで全然違って聞こえますよ。

本来の音楽の原点は独唱だと思います。

ただ、それだと人に伝わりづらいので「リズム」「コード」という要素が生まれたと考えればわかりやすいと思います。

この曲もメロディはとっても良いので、それを相手に伝える為の要素を追加できるともっと伝わりやすくなると思います。

作曲アドバイスSAMPLE#4

相手に伝える為の要素を追加する…

【作曲アドバイスSAMPLE#3の続き、、】

作曲デモでは「相手に伝える為の要素を追加する…」という要素が必要です。

人って音楽を聞くときに自然と足でリズムを刻む事ってありますね。
これはどういうことだと思いますか?

それはメロディを理解するために拍子を意識しているからだと思います。

そして今回試してもらいたいのが「拍子を意識する」ガイドを作る事、一般的にはドラムやパーカッションなどの楽器を使う事が多いのですが、まずはメトロノーム(クリック)を入れてみて下さい。

またはDTMにはドラムのループ素材があるはずなのでそれを楽曲の長さ分(小節数分)事前にトラックを作くるのも簡単な方法だと思います。

次に簡単なコードをピアノ等で2分音符や全音符で録音してみる、多分、これだけ出来れば楽曲の概要は相手に伝わると思います。

ただ、コンペ参加を目標としているのでしたら、この作業がアレンジの基礎になるので、そこからバリエーションを増やしていければプレゼンできるデモが完成して行けると思います。

まずは一歩一歩、トライしてみて下さい

作詞編

作詞アドバイスSAMPLE#1

一度聞いただけで分かりやすい表現が大事

今回の作品素晴らしい。
とってもよい感じに書けていますね

映像が見えてくるような言葉の世界をしっかりと持っている作品で良いと思いました。これからの経験で、その強みにもっともっと磨きをかけて行って下さいね。

期待していますよ。

ただ、今後の課題としては、歌詞って耳から入ってくる言葉です。
それもメロディがついて、、、ですので一度聞いただけでも分かりやすい表現をしていく方が良いと思いました。

それをする事でかなりいい感じになると思いました。

ABCの構成、行数のバランスがとっても良いと思いました

あと、先ほども書かせてもらった映像を感じる言葉の表現力がとっても良いです。

これからは発想力、表現力を付ける事で作品のクオリティがもっともっと上げて行けると思います。

ぜひ頑張って下さいね

作詞アドバイスSAMPLE#2

同個所の文字数を揃える事を意識する

さて、気がついた所を書かせてもらいますね

文字数の調整についてですが、今回の作品は1番と2番の同箇所で文字数が違っている所もありますね。

詞を書く時の最重要ポイントは同じ個所の文字数はきっちりと揃える事、それが出来ないと歌詞ではなく散文詩になってしまいます。

常に同個所の文字数を揃える事を意識してください。
例えば、1番のA1行目と2番のA1行目は同じ文字数でないといけません。
もっというとフレーズの切目でフレーズの文字数が一緒でないといけません。

その理由としては、通常、詞先での作詞では上記の2か所には同じメロディがつくので、同じ文字数でないとメロディが変わってしまいますよね。

この基本事項は作詞家の力量で最初に判断されるポイントになります。
これからは常に意識して作詞をするようにしましょう。

作詞アドバイスSAMPLE#3

詞には「絶対必要な情報」ががある

言葉の世界観はとっても良いと思うのですが、全体的に自分は理解しているけど他人には伝わっていないところがあると感じました、、

自分ではわかっているけど、リスナーには伝わりづらい

その原因は、書き手は頭の中にある情報をリスナーも共有している前提で書いているのかもしれませんね…。

これはあなただけの事ではなく、多くの人がその傾向にあります。

ですがそれに安心するのではなく常に「これで分かるかな?伝わるかな?」と意識するようにしてください。

作詞のコツは、出来る限り作者の頭の中にあるイメージを詞に入れてあげると上手く行きます。

例えば、私は悩んでいます…と相手に伝えるためには、何に悩んでいるのか、そこをはっきりとリスナーに見せてあげないといけませんね 、このように、詞の内容をリスナーに伝えるためには「絶対必要な情報」があります。

いつ、どこで、誰が、何を…みたいな要素です

たぶん、書き手はイメージがしっかりと頭の中に出来上がっているので、どんなに文章のつじつまが合っていなくても理解出来ます。

でも書き手のイメージがわからないリスナーがこの詞を読んだ時に問題が出てきます。これは良くあることなのですが、でもリスナーに作品をわかってもらうためにはちょっとまずいことになりますよね

それを防ぐために書き終わってから作品をチェックする事をお勧めします。

そうする事で作品のクオリティがアップしますよぜひ習慣付けてみてくださいね

まずはもう一度作品チェックしてみて下さい。

色々と見えて来ますよ

作詞アドバイスSAMPLE#4

分かりやすい言葉使いで好印象

面白いテーマ、コンセプトですね、、、とっても面白い内容だと思いました。

作詞家って作家さん一人一人の個性がすごく重要です。

これから色んな経験、体験をすると思いますがそれをご自身の言葉で表現する、、それが個性に繋がります。

ぜひその個性をもっともっと伸ばして行ってくださいね

それからわかりやすい言葉使いで書かれているのも好印象です。

詞ってメロディと一緒に、言葉でリスナーの耳に届きます、しかし、表現が難しいと、一度聞いただけでは理解できませんよね。

そういう意味でこの作品はとっても可能性を秘めた作品、これからの成長を期待できるような作品だと思いました。

何と言ってもあなたの発想力がとっても個性があって良いと思いました。

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この3行がとっても面白いですね、、特に1行目が良いと思いましたよ。